Journal of Aligner Orthodontics 日本版 2023年No2
6/7

a図4 アライナーのアンフィットの例。アンフィットが特に上顎右側側切歯と第二小臼歯に認められる(a, b)。同時期のセットアップ(c)とも異なっている。上顎左側側切歯口蓋側へのリンガルボタンの接着(a)、アライナーの唇側にスリットの付与(b)を行い、直径3/16”のエラスティックを掛けて挺出させる。唇側にボタンを設置し対顎から引く方法もあり、審美面でやや劣るがより確実な方法といえる。c:患者は22歳1か月女性で、叢生を主訴に来院した。臼歯部咬合関係はⅠ級、骨格性Ⅰ級を呈していた。上下顎側方拡大とIPRにより非抜歯にて治療可能と判断し、ClearCorrectを用いたアライナー矯正治療を開始することとした。d:治療開始後5か月時の口腔内写真(10枚目アライナー装着終了時)。歯列弓拡大が順調に進んでいたものの、上顎左側側切歯にアライナーのアンフィットを認めた。86bcacdbJournal of Aligner Orthodontics 日本版 | 2023 vol.3 issue 2日本版オリジナルページアンフィットのリカバリー法1挺出法

元のページ  ../index.html#6

このブックを見る