QDT 2022年8月号
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97QDT Vol.47/2022 August page 1093図1 理想的なサポートピンの位置。図3 サポートピンはアンダーカットが生じないように側面でもっとも豊隆が高い位置が良いとされる。図2 サポートピンによる加工負荷の逃がし方。第23回 デザインデータとネスティングの考察サポートピンの立て方の基本 サポートピンを立てる大きな目的は加工途中の脱落を防ぐことである。サポートピンによって加工負荷を均等に分散させることが必要で、分散させるためのもっとも基本的な方法は3点支持である。3点支持が難しい場合にはなるべく対称となる位置に2本を立てるか、設計的に偏った方向にしか立てることができない場合には、負荷を軽減するために2個以上のサポートピンで支持させた方が良い(図1、2)。また、これは前回も述べたがサポートピンを立てる位置は、アンダーカットがないように側面でもっとも豊隆が高い位置が良いとされる(図3)。CADデザインとサポートピン

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